さかT先生のワンポイント

非認知能力を育てる
幼児教育・保育で最近注目を浴びている言葉に「非認知能力」というものがあります。「非認知能力」とは、IQ(知能指数)のようにテストで測ることができません。
この非認知能力には、
- 自己肯定感
- 進んで行動する意欲
- コミュニケーションの能力
- 気持ちをコントロールできる能力のようなものがあります。
では、この非認知能力はどうしたらのびるのでしょう。
- 子どものやりたいことを尊重する。
- 否定ではなく提案
- 最も大切なのは、『無償の愛』
- 良いことをしたら褒めてあげる。
- 寂しそうにしていたら一緒に遊んであげる。
- 不安そうにしていたら寄り添ってあげる
子どものすることの中には、大人からすると無意味に見える行動もあるでしょう。しかし、たとえ無意味に思えたとしても、保護者はその行動を止めたりせず、寄り添い見守ってあげてください。
頭ごなしに子どもを叱ってしまうと、子どもはなぜ怒られているのか分からず、自分を否定してしまいます。子どもを叱るときには、まず「なぜいけないのか」という理由を説明してあげてください。
非認知能力を伸ばすのに最も大切なこと。それは何よりも、無償の愛を持って子どもと接することです。
このような小さなことの積み重ねが、子どもの非認知能力を大きく伸ばすのです。
また、非認知能力が「自然遊び」から得られる要素が多いことは専門家も認めるところです。昔から、パパ、ママが子どもを公園に連れて行くのは、本能的に子どもの資質を育もうとしているからかもしれませんね。公園で何か面白いものを見つけてほしい、季節ごとに変わる匂いや生き物の気配を肌で感じてほしい。そんなふうに、親は本能的に「非認知能力なるもの」を直感しているのかもしれませんね。
夏休みは家族で多くの体験をしましょう
熱中症、新型コロナウイルスをはじめとする病気やケガに気をつけ充実した夏休みにしましょう!!
8月の主題と保育目標
たのしいなつ
5歳児(年長)
- 工夫していろいろな夏の遊びを楽しむ。
- 夏の自然に興味関心をもつ。
4歳児(年中)
- みんなと一緒に夏の遊びを楽しむ。
- いろいろな遊びを通して友達とかかわる楽しさを味わう。
3歳児(年少)
- いろいろな水遊びをしながら水に慣れる。
- 夏の遊びをみんなで楽しむ。
満3歳児・2歳児
- 水遊びをしながら、水に慣れ楽しく遊ぶ。
- 友達と関わりながら遊びを楽しむ。
0・1歳児
- 健康状態に留意し、夏の遊びを楽しむ(水遊びや沐浴・砂遊びなど)
- 十分な休息、睡眠をとり快適に過ごす。